2016年7月11日月曜日

蓮開花

蓮の花が咲きました。
4月、中庭にある池に蓮(ハス)2鉢が置かれました。これは、清水校長先生の「泥水の中で、たくましく育ち、美しい花を咲かせる蓮の姿を生徒に見せたい。」との想いを知った蓮愛好家吉井洋二様(富岡市在住、元富岡市議会議員)のご厚意で本校に贈られたものです。



 
蓮の花は、見ていると清々しい気持ちになることから、仏教では極楽浄土に咲く花とされ、古くから慈しまれてきました。花言葉には「救ってください」などいくつかありますが、代表的なものは「清らかな心」です。これは、泥水を吸い上げながらも美しい花を咲かせることに由来しているそうです。しかし、花の寿命は短く開花して約4日で散ってしまいます。しかし、次々と蕾が上がってくるので8月中は楽しめます。また、開花時間も短く午前中に咲いた花は、午後には閉じてしまいます。満開の花を観賞するには、開花2日目の朝7~9時頃がおすすめです。

生徒のみなさん、早めに登校して美しい花を愛でて「清らかな心」を養いましょう。


 ちなみに、食用の蓮根(レンコン)は、文字からすると蓮の根と思われがちですが、地下茎と呼ばれる茎です。蓮によく似た植物に睡蓮(スイレン)があります。どちらも抽水植物(ちゅうすいしょくぶつ)で、一見すると見分けがつきませんが、葉を見ると区別できます。どちらも葉の形状は丸ですが、蓮には切れ込みがありませんが、睡蓮は葉柄に近いところに切れ込みがあります。また、蓮は成長すると水面から離れて展開する葉が(立ち葉)現れますが、睡蓮は成長しても浮き葉だけです。花の咲き方も同様です。
抽水植物とは?
水底の土壌に根を張るが、葉や茎の一部は水面から出て生育する植物。浮葉植物、挺水植物とも呼ばれます。